icon01 RYOさんの日記

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06月 30日 23:16 こ、今回もぎりぎりorz
お題創作です~。
本当、今回もぎりぎりですorz
一哉→むぎ風味です。


ジューンブライド


「今日も雨かぁ……」
 廊下の窓から外を眺めて、むぎはつまらなさそうな顔になる。
「窓の外を眺めてたって、晴れないぜ。馬鹿でも、それくらいはわかるだろ?」
 そう声を掛けてきた一哉にむぎはムッとした顔をする。
「な、何よ! 馬鹿って言う方が馬鹿なんだからね~」
「ムキになって言い返す方が余計馬鹿に見えるぜ、バーカ」
 ああ言えば、こう言う。本当に厄介な雇主にむぎはむぅ…とむくれてしまう。
「いいもん、一哉くんと話しても晴れるわけじゃないし」
 そう言いながら、むぎは再び空を見つめる。
「洗濯物が乾かないのなら、ケチらずに乾燥機を使え。布団を干したいなら、布団乾燥機くらい買ってやる」
「……いや、別にそういい理由で外を眺めていたわけじゃないんだけど」
 一哉なりに気遣ってくれるのは構わないが、整理整頓に気遣う方向に行ってくれ…と、内心で思う。
「違うの。友達のお姉さんが結婚するんだけど、結婚式には晴れないかな…って思ったの。せっかくのジューンブライドだもん」
「ああ、そうか。まぁ、日本は梅雨時だからな。こればっかりはどうしようもないな」
 海外ではともかく、日本の気候では仕方ない。
「でも、やっぱり、ジューンブライドには憬れるなぁ……」
「そうなのか?」
「だって……。大好きな人と結婚するんだよ? できるだけ、幸福でありたいもん……」
 そう言って、むぎは空を見上げる。
「そういうものか?」
「そりゃ、あたしだって女の子だもん。一哉くんは男の子だから、わかんないだろうけど……」
 むぎの言葉に一哉は何とも言えないような顔をする。
「幸せになりたいのは男も女も変わらないだろう? ジューンブライドにこだわる気はないがな……」
 そう言うと、一哉は不敵に笑う。
「な、何よ?」
 思わず、むぎは身構えてしまう。
「俺はこだわらないがな、花嫁がこだわるんなら、叶えてやるよ。日本は梅雨でも海外は違うしな」
「は?!」
「招待客の旅費や滞在費も系列を使えば何とでもなるしな。まぁ、大船に乗った気でいるんだな」
「あの、一哉くん!?」
 勝手に話が進んでいることにむぎは訳が分からない。友人の姉の結婚式が降らなきゃいいな…とか思っていたのが、何故そうなるのか。
「一哉くんのお嫁さんになる人って、大変そう……」
 その言葉に一哉は深々と溜め息を付く。その様子にむぎはますますわけがわからないという顔をした。


                            ……FIN.
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