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04月 10日 20:43 お花見♪
『高台の桜が咲いたんだ。見に行かないか』
皇くんからのメールが入った。
皇くんからメールが貰えただけでも嬉しいのに、
久しぶりのデートに気持ちが騒いだ。
何を着ていこうか?
考えていたら気持ちが浮つき過ぎだと、
一哉くんにちょっぴりお小言貰う。
本当あたし達のことを知る夏実にメールしたら、
彼女さえ呆れちゃう位はしゃいでいた。
待ち合わせは日曜日午後、高台の公園。お天気は快晴。
あたしお気に入りの服を着てちょっとだけメイクして、
高台に向かった。
約束よりちょっと前に来てみちゃった。
久しぶりに会う皇くんを驚かせようと思ってみたんだ。
でもあたしの計画は消えちゃった。
それは先に来てた皇くんが満開の桜吹雪の中にいる姿に声をなくしちゃったから。
薄紅の花びらの中に佇む彼の姿は女のあたしでも負けちゃう位。
これじゃああたしのお洒落なんて負けてるよ。
独りで落ち込んでいたら、薄紅の天蓋から彼が現れた。
「久しぶり。……どうした?」
あたしが何故落ち込んでいるか分からないよね多分。
「桜が見頃だと聞いたから一緒に来たかったんだ」
そう彼は告げると恥ずかしそうに視線をそらす。
「でも負けない位に綺麗なものがあったよ」
「なあに?」
「すず、また綺麗になってた。
会う度に綺麗になっていくから俺心配だな」
「そんなことないよ!?皇くんこそ綺麗過ぎてあたし今さっき声掛けられなかったもん」
と反論しても皇くんは意見を譲らなかった。
「この満開の下で抱きしめてもいい?花びらでうずめて綺麗なすずを焼き付けておきたいから」
そう言って皇くんに久しぶり抱き止められた。


「満開の樹の桜の下にて」  あおき


お花見しつつ、
そうだこんな場面を書こうと思って急いで書いたものです。
九州は天候不良で散り桜ですが、皆様の下へ桜が舞いますように。
バトンはまた次に。
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